共通テストドイツ語を解いてみた。ドイツ語を選択する受験生はまずいない。需要がないとは思うが解いてみたのでレビューさせてください。
感想
センター試験のころから言われていることだが、共通テストになってもかわらず英語よりもやさしい。
センター試験から共通テストへの変更に従い、英語の問題形式は大きく変わった。発音、文法問題がなくなり、リスニングが課されるようになった。
また、共通テスト英語リーディングは、大量の英文を読ませるスタイルになっている。速く英文を読み、素早く情報を処理する力が求められる。
それに対しドイツ語は旧態依然としている。
発音、文法問題は残ったままであり、リスニングは課されないままだ。読まされる独文の量も多くはない。私の肌感ではドイツ語で読まされる量は英語の半分ほどではないか。
というわけで、センター試験時代から英語よりやさしいといわれてきたドイツ語は、共通テストになり難化した英語との差が一層大きくなった。
速読力、情報処理力、リスニング力。共通テスト英語が受験生を悩ませるポイントはこの三つだと思う。
ドイツ語ではその三つがなくても点数が取れる。
ほとんどの受験生にとってドイツ語は無関係。ドイツ語の共通テストがどうであろうと興味もないだろう。だが、共通テストを機に受験生に求められる英語力の際立った方向転換が生じたことが、ドイツ語のテストを見ることでより鮮明になったのではないだろうか。