多くの大学で英検取得者を優遇する制度がとられている。英検取得者には英語試験が免除となる大学もあれば、英検2級で8割換算、準一級で満点換算となる大学もある。(正確には英検の級だけでなくスコアも関係する。)
実はこの制度に”ゆがみ”がある。
英検を取得するよりも受験で8割あるいは満点をとるほうがはるかに難しい。加えて英検は何回でも受けられるが受験は一発勝負という難しさもある。つまり、英検取得の難易度に対してもらえる点数が釣り合っていない。もらえすぎる。英検取得者が優遇されすぎな制度となっている。
2級で8割換算してくれる大学の問題。2級取得者で8割とれる生徒はまずいない。
準1級で満点換算してくれる大学の問題。準1級取得者で満点取れる生徒もまずいない。こっちは一人もいないのではないか。
さらに言えば、優遇制度を使えばいざ受験が近づいた際に英語以外の科目にエネルギーを注げるというメリットもでてくる。
こんなゆがんだ制度はよくない!英検と大学の癒着だ!などと批判する向きもあるようだが、現実としてある以上はこの制度を使わない手はない。
まとめると、
大学受験を考える高校生は四の五の言わずに英検を取得しておこう。
現時点で優遇制度を使える大学を受験するかは決まってはいるかはどちらでもよい。英検をとっておけば受験の選択の幅を大きく広がることは間違いないから。
とっけおけばよかった... の後悔だけはしないように!!!