成績が上がるかどうかはさまざまな要因に左右されるものではあるが、生徒の勉強に対する姿勢に最も大きく左右される。身もふたもないといわれるかもしれないが、経験上、これが認めざるを得ない事実だ。勉強に対する姿勢が変わったと思わせる生徒は間違いなく成績が上がってくる。そんな(うれしい)場面をこれまで繰り返し目撃してきた。
さて、塾は成績を上げることが使命だ。そのために一人一人に勉強をわかりやすく教え、一人一人に合った勉強の方法を教える。これは個別塾として当然大事だ。
しかし一番に塾が力を入れるべきはそこではない。もっとも力を入れるべきは、生徒の勉強の姿勢をととのえることだ。勉強に取り組む際の生徒をいい顔つきにすることだ。
簡単に言うなら、生徒を変えることだ。
こんなコントがある。
生徒を”鼓舞する”だけの人が、”勉強を教える”講師に見下されるというコントだ。
とても面白いコントなのだが、私は勉強を教える講師よりも、生徒に姿勢の変更を促す人のほうが、成績を上げるのに効果があるのではないかと思ってしまった(;^_^A (このコントのような促し方を私はしないが(笑))同時に、勉強を教えるよりも姿勢を変えさせるほうがはるかに難しいとも思ってしまった。
まとめると、
いくらわかりやすく教えても、いくらいい勉強の方法を伝えても、土台となる”姿勢”がなっていなければ効果は半減だ。全く伸びないとは言わないが、成績の爆伸びはありえない。
姿勢の涵養が大切。今後もこの点を最優先事項として生徒と向き合っていきたい。