（この記事は2021年12月の記事に加筆したものです。）
私は散髪は、基本セルフカットだ。
かつてドイツで生活していた際、当たり前のようにセルフカットする周りの姿を見ていて、まねしてやってみたのがきっかけだ。セルフカットをするようになってかれこれ20年以上になる。
そういうわけでだいぶ長い間美容院にはご無沙汰だったのだが、今回美容院に行ってみることにした。
その理由は、最近車を運転中にバックミラーに見える左耳周りの白髪が気になりだし、染めてもらおうかと思ったからだ。白髪染めもセルフでできるようだが、家が汚れそうなのでそれはやめた。
美容院に行くついでに久しぶりに髪も切ってもらうことにした。
『美容室Ritmo』は人気店だ
どこに行こうかと考えネットで調べると、うちと同じ沓掛の『美容室Ritmo』がヒット。すぐに予約を入れた。
行ってみると、駐車場がいっぱいで止められない。近くのスーパー『エコス』の駐車場を使わせてもらうことにした。（帰りに買い物したので許して欲しい。）
入ってみると、喫茶店のカウンターを思わせる待合スペースにお客さんが3名。すでに施術を受けている方も3名見えた。
駐車場の様子から予想できたが、だいぶ混み合っている。
私が待っている間も、いっぱいだからということで引き返す予約なしのお客さんもいれば、頻繁に問い合わせの電話が鳴る。
かなりの人気店のようだ。
なお、髪を切るのは店長さん一人で、それにアシスタントさんが二人、合わせて三人でお店を回していた。
『美容室Ritmo』は安い
お店の周りにはのぼりが立っていた。
「50歳以上男性 ヘアカット1,100円」
この目玉商品は破格だが、これに限らず全体的に値段は安い。
ちなみに私は「カット＋カラー全体」で4,500円だった。格安だ。田舎とはいえ、カットだけでこれくらいの金額になるお店はいくらでもあると思う。
お財布に優しい料金設定のお店だ。
カット＋カラー
久しぶりの美容院。私はカタログを見てカットの希望を伝えようとしていたのだが、その手のものはなかった。
カタログを見て決めるタイプの人は前もって準備しておくとよいだろう。
カラーについては、私が美容院後の予定のため時間制限をしてしまったせいで、時間に間に合わせられる白髪染めの色は一色だけということだった。
時間に余裕を持って施術してもらえれば、色の選択肢が広がっていたようだ。
カット、カラーとも丁寧にやってくれた。満足している。
雰囲気①
コロナ感染防止のため極力会話をしない、という主旨の張り紙があり、実際、店長さんもアシスタントさんも最低限のことしか話さなかった。
私はお店の雰囲気から、コロナだからというわけではなく、コロナでなくても最低限しか話さないスタイルの美容院なのではないかとの印象を受けた。
店長さんは余計なことを喋らず仕事に打ち込む職人さんといった風情だ。アシスタントさんも皆、店長さんのイズムの浸透を受けてか、同じく黙々と仕事に勤しんでいた。
コロナがあけたからといっても、おそらくこのチームの風情は変わることはないように思える。お客さんとの話し声で店内が包まれる『美容室Ritmo』を私は想像できない。
私自身は、こうした姿勢に好感を抱いている。
楽しいおしゃべりも美容院のサービスの一つだと考える向きもあろうが、私はできたら話したくない。ぼけーっとしていたい。
また、誰でも集中したらおしゃべりはしない。会話で楽しませてくれるよりも、仕事の精度を高めることにピントを合わせて欲しいと考えてしまう。
コロナがあけても今の雰囲気が維持されることを望むばかりだ。
雰囲気②
お店の混み具合を見て、慌ただしい雰囲気の中で施術を受けることになるのではないかと一抹の不安が頭をよぎった。
杞憂だった。
次から次へとお客さんが来店し目が回るような忙しさとは思うが、そんな中でも慌てた様子をみせることもなく、終始落ち着いた物腰で施術してくれ、穏やかな雰囲気の中お店での時間を過ごすことができた。
またいこう。
（以下、加筆部分）
妻も『美容室Ritmo』
私はその後も２～３ヶ月に１回のペースで『美容室Ritmo』で切ってもらっている。
今では妻も『美容室Ritmo』にお世話になるようになった。
今は子供の散髪は家で済ましているが、ゆくゆくは子供も『美容室Ritmo』で切ってもらおうと思う。
